認知脳科学概論

コース科目

授業概要

心理学と神経科学の基礎知識を学び、こころの機能とメカニズムの本質を総合的に理解する

認知脳科学概論授業概要

心理学と神経科学の基礎知識を分野横断的に眺めながら学び、こころの機能とメカニズムの本質を総合的に理解することを目標とする。基礎心理学の分野で研究対象となっている知覚・認知・注意・感覚運動・記憶・言語・実行機能・社会性といった認知のはたらきについて、心理学的観点から概説する。また、システム神経科学の分野で研究対象となっているこれらの認知機能の脳内メカニズムについて、脳科学的観点から最新の実証研究の成果を織り交ぜながら概説する。

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知識の応用

認知脳科学概論知識の応用

ヒトの知覚や行動は、脳神経ネットワークにおける階層的な処理の結果として生じます。その仕組みを理解することで、心理学と神経科学の関係もよりよく理解できます。講義では、最新の学術研究を紹介しながら、さまざまな脳機能計測の手法についてもお話しし、時には批判的な視点で学術論文を読めるようになることを目指します。今後、自身の研究で脳機能計測を行うために必要な基礎知識も、この講義を通して獲得できます。

担当教員メッセージ

後期課程では、脳機能計測の学術論文を読む機会が増えます。また実験演習では、実際にさまざまな脳機能計測実験を行います。卒業研究で脳機能計測実験を行う人も多いでしょう。講義では、最新の脳機能研究の論文も紹介します。この講義を通して、専門課程での学習や研究に必要な基礎をしっかり学んでいただきたいと思っています。