FAQ 統合⾃然科学科について

FAQ

【学科に関する質問】

Q-1.

教養学部という名前の学部ですが、前期課程の延長ですか?

A-1.
前期課程とは独立した運営、教育プログラムです。教養学部の学術上の広い特色を先鋭させた学科という特色があります。
Q-2.

何で駒場キャンパスにあるのですか?

A-2.
教養学部後期課程の学科であって、教養学部が駒場にあるからです。サークルによっては便利だったり、比較的コンパクトながら、本郷とはまた違った良さをもったキャンパス文化があります。
Q-3.

本郷の学科との違いは何ですか?

A-3.
統合自然科学科という名前に表されるように、数学・物理・化学・生命・スポーツ・認知科学などのさまざまな理系分野を本人の選択で幅広く学ぶことができます。また、それを体験した上で専門分野を集中的に学ぶことができます。学生1人当たりの教員の数が多い、少人数セミナー授業(輪読など)が多いなど、各専門分野を丁寧に学ぶ環境が整っています。
Q-4.

卒業後の進路は?

A-4.
7-8割程度が大学院に進学し、2-3割程度が就職するのが最近の傾向です。ここ数年のデータが「卒業後の進路」ページに記載されていますのでご覧ください。
Q-5.

大学院はありますか?

A-5.
はい。統合自然科学科の教員は大学院総合文化研究科にも所属しており、専門的な研究活動を行っています。大学院総合文化研究科は、相関基礎科学系・生命環境科学系・広域システム科学系の3つにわかれています。詳しくは大学院のホームページをご覧ください。
Q-6.

学科に進学してから海外留学することは可能でしょうか?

A-6.
はい、可能です。例えば、生命コースで4年次に海外留学をされた方が複数名います。長期間の留学を考える場合、カリキュラム上、通常の年限での卒業が難しくなることがあります。単位取得の計画をよく考え、場合によってコース主任の教員とも相談ください。
Q-7.

スポーツ科学サブコースの位置づけはどのようになっていますか?

A-7.
現在は物質・数理・生命・認知各コースに所属し、4年次にスポーツサブコース所属の教員のもとで卒業研究等を行うこととなっています。2021年4月以降に入学された方は、新設されるスポーツ科学コースへの進学が可能となります。
Q-8.

どの科類から統合自然科学科に進学しやすいでしょうか?

A-8.
進学は全ての科類から可能です。進学しやすさの違いは基本的にありませんが、理科・文科ごとに定員は異なっています。また、年度ごとの状況に応じて結果的に難易が生じることはあります。

【カリキュラムに関する質問】

Q-9.

別のコースをまたいで授業がとれるのですか?

A-9.
はい。コース科目で必要な単位数を取得すれば、その他は自由に他コース科目を受講できます。他コース科目で一定数の単位を取得すれば、副専攻やサブプログラムの修了証を受け取ることができます。詳しくは「カリキュラム・時間割」のページをご覧ください。
Q-10.

副専攻やサブプログラムとは何ですか?

A-10.
本学科独自のシステムとして、任意の他コース科目を一定単位数以上取得すると副専攻やサブプログラムの修了証が得られます。副専攻は24単位以上、サブプログラムは14単位以上必要です。サブプログラムは20以上あり、複数のサブプログラムを修了することも可能です。詳しくは「EDUCATION(教育プログラム)」のページをご覧ください。
Q-11.

教員免許をとることができますか?

A-11.
所定の基礎科目や教職に関する科目を履修することで、中学校・高等学校の数学または理科の教員免許を取得できます。計画的に授業を履修すれば、副専攻を修了した上で、教員免許をとることもできます。詳しくは「EDUCATION(教育プログラム)」のページをご覧ください。
Q-12.

本郷にある物理/化学/生物プロパーな学科に比べて、教える内容が少なくなっていることはないのですか?

A-12.
当学科で用意している講義群の内容は本郷や柏地区の他学部の関連する分野の学科内容から不足するようなことはありません。より柔軟な履修計画がたてられるため、有限な時間のなかで何を優先して学んでいくか、主体的な学びの姿勢が学生に求められます。例えば物質基礎科学コースで物理を学ぶ場合を例にとると、統計物理の講義はⅠ、Ⅱの2コマありますし、量子力学はⅠ、Ⅱ、Ⅲに加えて特論の4コマあります。詳しくは「カリキュラム・時間割」ページをご覧ください(またUTASのシラバスでより詳しく内容を確認できます)。以前、未履修の2年生(+1年生)が相当数聴講し、講義の内容と雰囲気を知って進学を決めた学生もいました。
Q-13.

数理生物学や生物物理学などを学びたいと考えていますが、その場合、どのコースから進学するのが良いでしょうか?

A-13.
どのコースから入っても学ぶことができます。生命科学の実験技術も身に付けたい場合は、生命科学実験を受講できる統合生命科学コースに進学する必要があります。
Q-14.

別のコースの授業もとれるならば、コースの違いは何でしょうか。特に、数理自然科学コースと物質基礎科学コースのカリキュラムから見た違いは何でしょうか?

A-14.
別のコースの講義も自由に履修できますが、コース科目として34単位以上が必要であり、所属するコースのコース科目を中心にカリキュラムを組む必要はあります。また、演習やセミナーなどの一部のコース科目は他コース生が履修できない場合があります。数理自然科学コースと物質基礎科学コースのカリキュラムには幾つか重複がありますが、コース科目に数理科目があるか、化学の科目があるかなど違いがあります。数理自然科学コースでは、3年生Sセメスタで学生実験 (物質科学実験) が必修となりますが、3年生Aセメスタになると必修の学生実験の代わりに、計算機演習(数理科学演習)を履修することができます。物質基礎科学コースの学生はこのような振替はできません。