駒場の生命科学

世界の先端を走る生命科学研究が駒場で活発に行われているのを御存知でしょうか?駒場キャンパスの特徴として、新進気鋭の若手教員が独立に運営する研究室(40歳前後の若い准教授、教授の PI)が多い点が挙げられます。若い研究室ではこれから芽が出る野心的な研究テーマに挑戦する機会も多く、学生と教員の距離が非常に近いという本郷とはひと味違う特徴があります。
こうした研究・教育風土の中、統合自然科学科では、生命の様々な階層における秩序、構造、機能、法則性とそれらを統合する生命システムの成り立ちを把握し、生命科学のフロンティアを開拓することのできる人材をコースの垣根なく育成します。生化学分子生物学ど伝統的な学問体系の基礎にもとづいて、ヒト動物植物微生物に至る広く生命の実態を分子レベルから解明するだけでなく、光学を利用した1分子解析法、バイオイメージングなど細胞生物学の新手法個体レベルの行動学などを幅広く研究します。また、駒場キャンパスの生命系の特徴として、脳や認知神経科学、複雑系生物学、構成的生物学などの新しい学問分野の先端で活躍する教員陣が多く、学科のコース間をまたいだ生命科学の新展開がみられることもあげられます。

2023年統合生命科学コース進学ガイダンス内容

以下に、各准教授、教授のPIの研究室で行われている最新の生命科学研究をトピックス形式で紹介します。


1. 蛋白質デザイン・構造生物学・生物物理学
新井 宗仁 教授 (統合生命科学コース)
 


2. 生命の起源と進化x合成生物学
市橋 伯一 教授 (統合生命科学コース)


3. 染色体末端の分子生物学から多様な生命現象を紐解く
加納 純子 教授 (統合生命科学コース)


4. 生化学・細胞生物学・分子遺伝学
佐藤 健 教授 (統合生命科学コース)


5. 分子イメージング・ケミカルバイオロジー・生命分析化学
佐藤 守俊 教授 (統合生命科学コース・物質基礎科学コース)


6. 植物分子生理学・植物光生物学
末次 憲之 准教授 (統合生命科学コース)


7. 分子細胞生理学・神経科学・内分泌学
坪井 貴司 教授 (統合生命科学コース)


8. 植物微生物超個体がもたらす植物の環境適応能力の解明およびその制御・活用
晝間 敬 准教授 (統合生命科学コース)


9. 細胞医工学・生体高分子科学
吉本 敬太郎 准教授 (統合生命科学コース・物質基礎科学コース)


10. 分子生命科学・機能生物化学・蛋白質分子工学
若杉 桂輔 教授 (統合生命科学コース)


11. 適応・分化・進化の一細胞計測・構成的生物学
若本 祐一 教授 (統合生命科学コース)